注意しても注意しても、姿勢がグラグラ。
食事中も背骨はクネクネ。

発達障害児にありがち
体幹を鍛えるべく、水泳を習うことに
しました。
新規刺激への恐怖
我が子・サスケの場合、新しいことを始めるたびに強い抵抗を示します。
空手教室を怖がり、ピアノ教室を断固拒否。
サッカークラブも嫌がり、
野球チームにも近寄らず…。



とにかく、絶対やらない!
「やってみれば楽しいよ。
嫌だったらやめればいいし」
…的な声掛けは、
何の効果もありませんでした。
未知の恐怖への対策
『恐怖を治療するのは行動である』と
シュワルツ博士が
不朽の名作【大きく考えることの魔術】
で述べている通り、
恐怖に対しては「適切な行動を取る」
が有効でした。
やはり、「慣れ」というか、回をこなして



な~んだ、怖くないじゃん
と、本人が安全確認できるまで
体験教室に参加、ですね。
古い本ですが、人間の心理は
現代も変わらず。
第二次世界大戦中、アメリカ海軍では
すべての兵士を泳げるようにすべし、と
泳げない新兵を突き出た板から
2m下のプールへ飛び込ませたそうで…。
『彼らが見せた恐怖は本物だ』



そりゃそうだ
『たとえ足を滑らせて水に落下したと
しても、恐怖は終わるのだ』
『ぐずぐず行動しない時間が、
恐怖を大きく育ててしまう』
という心理学の鉄則があるようで。
現代では、いきなり2mの大ジャンプを
させる水泳教室はないでしょうが、
とにかくプールに入る、という行動を
流れ作業的にする必要があります。



「泳ぎ」ではなく、
「足のつくプールで遊ぶ」
で、行動あるのみ!
発達障害児が恐怖を感じにくい
ポイント
体験に参加した4つの教室すべてが、
プールの底に上げ底マットを敷いて
幼稚園児でも足がつくように
してくれていました。
では、何が違ったのかというと…。
①施設が比較的新しく、奇麗なので
怖くなかった
(暗い所を怖がるわが子。
古い=不気味に感じる)
②体験クラスの先生が優しい女性だった
③学校の知ってる子が何人か通っている
④プールの中でジャンプや宝物探しなど、遊びの要素から始めてくれた
⑤4つめの水泳教室なので、慣れた
なので、新規刺激への恐怖が強い
発達障害児の場合、
遠くの水泳教室から順に体験教室を
取っていく、が正解ですね。
遠くの体験教室1~3つは
プールに慣れる事に重点を置き、
子どもが「ここなら習ってもいい」
と思える本命の体験教室を
最も近いスイミングクラブに設定して、
体験を計画しましょう。
やはり近い教室が便利ですし、
お友達も多いし、で安心。
終わりに
スイミングに通いだして4か月経ちますが、
楽しんで泳いでいます。
週2回コースだと習ったことを忘れにくく、上達を実感できる事が励みなようで。



子どもにとって、
上達=自信!だね
予算が許すなら、週2回コースを
おすすめします。
進級も早いですし。
(進級=上達を実感=自信に繋がる)
水泳選手を目指すわけではないので、
サクサク進級して
一通り泳げるようになったら、
他のスポーツも習おうと思います。